わんこら日記目の前で魚肉ソーセージ食べられる側の気持ち考えたことあるか

目の前で魚肉ソーセージ食べられる側の気持ち考えたことあるか

昨日は帰りに電車乗ってたら、オレの前にちょうど二人がけの席が空いててん。

そこに高校生男子3人がやってきてん。

一人は普通に座っていってん。

後二人おるねんけど、席は残り一つやねん。

そしたら気の強そうな男子が

「おまえ座れや」

言うてん。

そしたら気の弱そうな男子が

「え～、いいって、いいって」

言うてるねん。

それで

気強い男子「おまえ座れや」

気弱い男子「え～いいって」

気強い男子「だから、おまえ座れや」

気弱い男子「いいって、いいって」

気強い男子「おまえ座れや！」

気弱い男子「え…、いいってだから」

今にも殴りあいになりそうな勢いやねん。

お互いの思いやりが悲劇を生んだみたいな。

気強い男子「おまえが座ったら、話が進むねん」

気弱い男子「そんなん言われても…」

気強い男子「おまえ座れや！」

気弱い男子「いいって、いいって」

ってもう電車出発してだいぶんたってるねん。

そしたら

気強い男子「はあ？なんで座らんの？」

気弱い男子「…」

気強い男子「なんで座らんの？はあ？」

気弱い男子「…」

ってだいぶんやばい状態になってきて

気弱い男子「そしたら、3人でジャンケンしよう」

言うてん。

じゃあジャンケンするんかな思ったら

気強い男子「ジャンケンとか一番嫌いや！たまたま負けただけで、立たされるやろ。そんなん一番嫌いや」

って余計に怒らせてしまってん。

それで

気強い男子「なんで座らんねん。普通に座ったらええやろ。そこで座らんから、楽しい気持ちにならへんやろ。そんなん気使ってたらこれから先、オレらなんかやる時困るやろ。そこでおまえが座ってたら…」

ってクドクド続きだした。

気弱い男子は下向いてずっと黙ってた。

気強い男子「黙ってたらわからんやろ」

気弱い男子「…」

気強い男子「そしたらオレ座るで」

気弱い男子「…」

気強い男子「ええねんな？」

って気強い男子が座った。

そしたら、気強い男子が元から座ってた男子の膝に指を乗せて、

さわ～

ってゆっくり開いていって、

びくびく！

なって

「もぉ、おまえやめろや」

「我慢しなあかんこと」

「もぉ～そんなん無理やって」

って今度は元から座ってた男子が、気強い男子の胸に手をやってなぜだして

「くぁはっ。おまえ、そういうことすんなや」

「あはは。えいっ」

「くぁはっ」

ってやりだして、気弱い男子がそれ見て

「あ…あの！僕も…！」

言うてるねんけど、もう二人だけの世界になってるねん。

気弱い男子は

「えっ…」

「あっ…その…」

とか言うて

う、うへ～！

って隣の車両に移っていった。

元から男子「なんか、誰か走っていかんかった？」

気強い男子「もうそんなんええやん。」

って気強い男子は元から座った男子のズボンのポケットに手を入れたりとかしとった。

オレはそれ見て、まだ高校生には電車の二人がけの席は早いんちゃうか思った。

二人がけの席には、

欲望、嫉妬、葛藤、疑心…

そんなんがあるわけや。

高校生にはまだそれを受け入れられるだけの器がないねん。

もうちょっと大人になって、自分で判断できるようになって、この人となら一緒にやっていけそうだって感じたら電車の二人がけの席は座ったらええねん。

オレはまだ高校生にはそれが判断できる年齢じゃないと思う。

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【2010/09/08 03:19】 | 日記 | TRACKBACK(0)

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