FC2ブログ
わんこら日記
甘くて切ない日記。わんこら式数学の勉強法、解説記事

河童の皮はがれは、河童でも皮をはぐとグロテスクって意味らしい
今日はいつものように学校から帰りの電車に乗った。
のびのびできるように、できるだけ空いてるほうに座った。
そしたら、横に太い男子高校生がうへ~って横に座ってきてん。
明らかに動きがおかしくて、緊張した。
それでドイツ語の本を取り出して読んでごまかしてん。
ほんだら、そいつ横からじーって見てきてるような気がするねん。
刺すような視線を感じるねん。
気になる、めっちゃ気になる。
見たら目があうかもしれへん。
見たら負け、見たら負け、がんばれかずゆきって自分を励ました。
でも少しだけ、ちょっと頭かくふりして見てしまってん。
ほんだら、くわーっ!ってほんまにこっち見ててん。
緊張して全身凍りついたように、固まってしまった。
いったいどうしたら、この危機から脱出できるのか。
もう本の内容全然覚えてへんもん。
そしたら、2駅で降りてくれた。
助かった。
それで、また本を読むことにしてん。
読んでると、前の男の人が何故か気になってん。
その人は、穴だらけのジーパンに、黄色の縞模様の服に、赤いふちの細いめがねで髪型はツンツンで今時の若者って感じやねん。
それが何故か気になって、じーって見てたらその人と目があって、しばらく二人で見つめあった。
二人だけの世界に入った。
なんか甘くて白いもやもやが二人を囲むような感じ。
「おまえ…オシャレやな」
「はは、何を言うてるねん。今度オレがおまえに似合う服選んでもええかな…」
「えっそんなん…もうあかんて!」
二人の間でそういう感じの空気が流れた。
向こうはオレはバンコラン、おまえはマライヒって感じで扱ってくるねん。
そういう目やねん。

はあ今日は電車でいろいろあった。
そういえば夏目漱石の三四郎ってオレ、あの宣伝のセガサターンしろの姿三四郎のイメージで濃いの想像してたけど全然違うかった。
おもしろかった。
また何年かして読むべき本やと思った。
実際こころとかも、今までに何回か読んでるねん。
歳をとるにしたがって理解できなかったとこが理解できたり、自分がつんだ人生経験で人物評価とかも変わってきておもしろいねん。
とは言っても、フレーズとか覚えてしまってるけど。
家で一人で
「美しい細君をもらったな」
とか
「あなたはその時よりももっとうつくしいほうへほうへとお移りなさるからだ」
とか言うてたら、家族からこの子おかしなったんかなって目で見られた。
三四郎は、「それから」「門」へ続くらしい。
これは読まなあかんな。
夏目漱石がなんでおもしろいのかはわからんけど、表現があいまいで人物に対してもはっきりした評価が書いてなくて、いろいろと解釈できるから、その自分がした解釈が結局自分が生きてきた人生を反映したもので、自分の心の変化や成長を感じることができるのかもしれへん。

電車わんこら

京都大学の学生生活

関連記事

テーマ:日記 - ジャンル:日記

▲ページトップへ
この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→https://wankora.jp/tb.php/306-1ce0900d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
▲ページトップへ
プロフィール

わんこら

Author:わんこら
京都大学理学部を数学専攻で卒業した数学と物理講師

現在、東京で働いています。

わんこらチャンネル
チャンネル登録お願いします

かずスクール
で数学を教えてます。

わんこら式数学の勉強法
数学の勉強方法や仕方を説明

わんこらメルマガ←毎週、わんこら式についての記事をメルマガで書いています。
まずは→わんこらメルマガ サンプル号を読んでください
noteでの購読は→こちら

詳しいプロフィール


メッセージはこちらへ
メール
迷惑メールにされる危険性があるので出来るだけ
kazuyuki_ht○guitar.ocn.ne.jp
(○を@にしてください)に送ってください


リンクはばりばりのフリー
一言メールくれれば相互リンクします。


カテゴリーと名作集
読者に受けが良かった記事を集めてたり、今までの記事をカテゴリー別にまとめてます。



水と空気と街並とからだ
中学時代からの親友てつろうのブログ。
今年、滋賀医科に合格した医学生です。

リンク集
リンク集はこっちです。

このブログは携帯でも見られます。

カテゴリー

メール

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

月別アーカイブ

ブログ内検索

RSSフィード