この前５階のパソコンショップでキーボード見てたら、トイレに行きたくなってん。
それが、いっぱいやったから１階までぶーわーエスカレーターで降りてきてん。
もう、あかん！
ってぶーわーエスカレーター降りてん。
ほんま、エレベーターかエベレーターかどっちかわからんようになるぐらい焦ったもん。
うんこしたいのにどっちかわからへんからエレベーター乗られへん。
どっちかわかってますやん。
しかもエスカレーターを利用してるしな。
なんでオレ毎日トイレのことで苦しんでるんやろな。
それでようやく一階のトイレに入ったら小さい男の子とおじいちゃんがおって、おじいちゃんが小便しててん。
おじいちゃん「ちょっとまってや」
って男の子がうへ～って洋式のとこでなんかやってるねん。
別に何も用無いのに、なんかうへ～ってやってるねん。
ちょう、ほんまこのガキ、キーボードで頭どついたろか！
だから無理矢理もぉ～って体当たりしていって中に入って鍵しめた。
ふ～、ってうんこしてたら、ガキもおじいちゃんもおらんようになってしばくらして
「警備員です！」
ってなんか来てん。
その時オレは今、焦り過ぎて明らかに不審人物の容姿でトイレにはぁはぁ言いながら入ったから万引きの容疑がかかっていて、今から警備員が乗り込んできてオレをまだうんこお尻から千切れてないのに引きずりだして、鞄の中に何か盗んでへんかチェックして、その際数学の参考書と眼鏡ケースとレンズクリーナーと目薬と京大限定キューピーのストラップを発見して
警備員「君は、この数学の参考書の角っちょで後頭部をどついて、気絶したとこをレンズクリーナーを目に点眼して、目薬でお尻浣腸して、眼鏡ケースでバコン！ってあそこを挟んで使いものにならなくして、京大限定キューピーのストラップで乳首を刺激するつもりやったやろ」
って殺人未遂の別件で逮捕されて、大学の研究も何もかも終わりになって家族とか親戚にもまさかあの子が…って言うのが頭に浮かんできて、オレ焦ってもてん。
だから、おもいっきり気張って半分パニックで急いでうんこして外に出た。
そしたら、別に誰もおらんかった。
そこまでは良かってんけど、なんか歩いてたらだんだん息が荒くなってきて、足がフラフラして倒れそうになってきてん。
あれっなんやろ風邪かな？ってとりあえずすぐに近くの喫茶店に入って座ったら、もう動けなくなっててどんどん意識がもうろうして、気が遠くなっていって、あっオレこのまま死ぬんかなって思った。
それで二十分ぐらいかわからんけど、だんだん意識が回復してきて治ってきてん。
これ一体なんやったんやろな。
キバりすぎて血圧高なったんかな思ったけど、どうやら高血圧は歳をとらないと症状がでないらしい。
それじゃあ貧血なんかな思ったけど、よく考えるとトイレ出てから結構時間があったから違うみたいやねんな。
まさか妹が最近パニック障害やから、オレもやっぱ同じ体質でなってもたんかなって心配になってもた。
その時はオレ、確かにちょっと親がまた離婚の危機に陥り欠けたこととか、もういらいらいら～って本当はしててん。
神経使い過ぎたんかな。
ただ、引き金は警備員がオレのとこに来たとこなんやろな。
後からおかんが言うには
「あれお母さんももしつこく警備員来たで。ちょっと前におった小さい子がボタンかなんか押してん」
らしい。
まさか、あのガキか！
ちょう待って、あいつほんま洋式の便座を上にあげて頭置いて、ひょいって便座降ろして頭はさんだろか！
トイレ
ガキ
京都大学の学生生活
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